当法人は、個別機能訓練に力を入れており、リハビリの専門職である理学療法士を機能訓練指導員として配置しております。　
その為、幅広いニーズにお応えした個別機能訓練の提供が可能となりました。
入居者の皆様からもご好評いただいております。

本日は、その個別機能訓練の時間の一部をご紹介していきたいと思います。
数か月前に転倒され、右膝蓋骨骨折をされていた入居者様。
まずは両下肢全体をほぐし、下肢全体の調整をしていきます。
　

その後、靴の足底部分に目印となるパットを付けていきます。

足底にパットを入れることで、重心を誘導し、姿勢も改善していきます。
こちらの入居者様は左後ろへ重心が乗りやすく、左後方への転倒リスクが高くなっていますので、右前側に重心が乗りやすいように誘導していきます。

↓↓どちらも立ち上がった瞬間の写真です。(写真を撮る為に右側からの介助となっております。)
beforeはパットなし。重心が後方に残り、首～肩～上肢にかけて力んでいるのがおわかりいただけますでしょうか？
afterでは肩の力も抜け、下肢にしっかり力が入り、重心が前よりになっています。
　

立ち上がった姿勢を後ろから撮った写真です。
こちらは一目瞭然ですね！左にかかっていた重心が中心へと寄り、姿勢も改善されました！(角度が多少違ってしまっているのはご愛嬌という事で…スイマセン(*´Д｀))
　
このように靴に細工をすることで普段の動き自体から変えていき、日常の動作がリハビリとなっていきます。
機能訓練後、「良かった！楽に歩けるようになったよ。」と喜んでおられました。